PRODUCTION 人をつくる記録
遠い昔から、人類は知恵をつたえるため、壁画や石版、書物、建築物などの様々なかたちで記録を残してきました。現代ではその多くがデジタル化され、記録量の爆発的な増加は確かに選択肢を広げています。しかし、それは本当により良い選択を導いているのでしょうか。
私たちは、良い意思決定を導くには記録の量ではなく、記録体験の主体性が大切だと考えています。ただ与えられたストーリーを眺めるだけではなく、視点を操作できたり、シナリオに選択肢があったりと、記録に関わる余地がある。視聴者は記録を実際に体験することで〈私だけの視点〉に出会い、未知の出来事をはじめて自分事としてとらえ始めます。わたしたちは写真や映像、バーチャルリアリティといったあらゆる記録体験手法を駆使し、見る人それぞれの解釈を育む「人をつくる記録」を提供します。